■ページID=F0301101
■ページタイトル
MK二次元分類
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■ページ種別=原理解説

■ページ表現形式=テキスト
■ページのねらいおよび解説
【ねらい】
スペクトル型と光度階級の2つのパラメーターにより表す「MK分類」について解説する。
【解 説】
現在へ広く用いられている星のスペクトル分類は、ハーバード分類を発展させ、スペクトル型と光度階級の2つのパラメーターにより表すMK分類である。ヘルツシュプルングは、星団の色−等級図(色指数と視等級)を1911年に発表した。また、ラッセルは、1913年にラッセル図(絶対等級とスペクトル型)を発表した。これらが後にHR図とよばれるものになった。この研究から、超巨星、巨星、主系列星などの存在が明確になった。1937年にモルガンとキーナンは星の表面重力加速度をもとに、これらを次の7つの光度階級に分けた。I型:超巨星、II型:輝巨星、III型:巨星、IV型:準巨星、V型:矮星(主系列星)、VI型:準矮星、VII型:白色矮星。これは表面温度をハーバード系列で、表面重力加速度を光度階級であらわす、星の二次元分類であり、MK分類ともいわれている。MK分類では、たとえばベガはA0Vというように表わされる。主系列星の表面重力加速度は対数値で4であり、地上の重力加速度9.8m/s2にほぼ等しい。太陽表面の表面重力加速度も対数値でほぼ4である。巨星では対数値で3、超巨星で1程度となる。つまり巨星、超巨星の表面重力加速度は、太陽のそれぞれ10分の1、1000分の1となる。