性質
水酸化カルシウム(Ca(OH)2)は、白い粉末で、消石灰ともいう。グラウンドに白線を引くのに用いられる。
水にわずかにとけ、水溶液はアルカリ性。飽和水溶液は石灰水ともいい、二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムの白い沈殿を生じるので二酸化炭素の有無を調べることができる(二酸化炭素の検出)。
水の温度が上がると溶解度が減少する。
塩化アンモニウムと混ぜて加熱するとアンモニアが発生する。
ちなみに、乾燥剤に使われる石灰は酸化カルシウム(生石灰)で、吸湿すると水酸化カルシウムとなる。
石灰水の作り方
25℃の水100gに約0.16gしかとけないので、水に少しずつ入れながら、ガラス棒でよくかき混ぜる、とけきれなかった水酸化カルシウムが沈殿するのを待って上澄み液を使う。(粉末が細かくなかなか沈殿しない)
注意点
アルカリ性の薬品なので、皮膚についたらすぐに多量の水で洗い流す。目に入ったら、多量の流水でよく洗った後、すぐに医師の手当を受ける。口に入ったら、口をよくすすぐ。
管理
密閉して保存。
石灰水はガラスびんにゴム栓をして保存。
廃棄処分法
不燃ごみとして廃棄する。水溶液は水で希釈してから廃棄する。