性質
水酸化バリウム(Ba(OH)2)は白い粉末。
水溶液は強いアルカリ性で、バリタ水とも呼ばれる。空気中の二酸化炭素を吸収すると炭酸バリウムの沈殿を生じる。硫酸などと中和させても白い沈殿が生じる
溶液の作り方
水に十分な量の水酸化バリウムをとかし、数日間放置した上澄み液をこし取って飽和水溶液を作る(25℃の水100gに約4.2gしか溶解しない)。硫酸と中和させる実験では、2%程度の水溶液を使う。
注意点
水酸化バリウム水溶液はとてもアルカリ性が強いので、決して皮膚や衣服につけない。安全めがねを使用する。
空気中の二酸化炭素を吸収すると炭酸バリウムの沈殿を生じるので、実験のたびごとに新しく作るようにする。
皮膚についたら多量の水で洗い流す。目に入ったら、多量の流水でよく洗った後、すぐに医師の手当を受ける。口に入ったら、口をよくすすぎ、多量の水を飲ませ医師の指示を受ける。
こぼしたときの対処方
保護手袋を着用し、ぼろ布などでふき取りごみとして廃棄する。
管理
粉末の薬品は密閉して保存。水溶液は保存しない。
廃棄処分法
水にとかし、希硫酸を加えて中和する。沈殿はろ過して専門業者に廃棄を委託する。