薬品の性質
消石灰とも呼ばれる白色粉末「水酸化カルシウム」(Ca(OH)2)の飽和水溶液。石灰水は強いアルカリ性を示し、二酸化炭素がとけ込むと炭酸カルシウムができて白濁する。この性質を利用して、二酸化炭素の有無を調べることができる。
溶液の作り方
水酸化カルシウムは25℃の水100gに約0.16gしか溶解しない。
石灰水を作るには、500cm3の水に多量(50g以上)の水酸化カルシウムを加えてよくかき混ぜ、2日から1週間ほどふたをして静かに放置しておくと、とけきらない水酸化カルシウムが沈殿する。この上澄み液をとる。
管理
密閉して保存する。
注意点
アルカリ性の薬品なので、皮膚についたり、目や鼻、口などに入らないようにする。扱うときには安全めがねを使用する。
消石灰と間違えて、生石灰(酸化カルシウム。乾燥剤に使われるもの)を使ってはいけない。生石灰を水に加えると、多量の熱を発生し危険である。
目や鼻に入ったら、多量の流水でよく洗ってから、すぐ医師の手当を受ける。口に入ったらよくすすぐ。
廃棄処分法
消石灰は不燃ごみとして、石灰水は多量の水で希釈してから廃棄する。